スポーツ障害
スポーツはからだに良く健康的なイメージがありますが、
スポーツによる怪我や特有の症状に悩まされることも多いです。
スポーツ障害は早期に発見して
早期に施術をすることで後遺症を残しません。
そのためには原因や症状、予防法を知ることが大切です。
スポーツ障害とは
スポーツ障害は、からだを酷使し続けることにより発生する疾患で、使いすぎ症候群(オーバーユース)とも呼ばれています。同じ競技を長期間にわたって行うと、からだの特定の部位に負担がかかってしまい痛みを生じることがあります。間違ったからだの使い方(ミスユース)をすることも原因となり、スポーツ障害は大人だけではなく成長期の子どもにも起こります。
はじめは、スポーツの後に痛みを感じますが、次第にスポーツ中にも痛みを感じるようになり、さらにひどくなるとスポーツをしていないときにも痛みを感じ、日常生活に支障をきたすようになるので注意が必要です。
スポーツ外傷は、スポーツ中に起こる突発的な怪我のことで捻挫や骨折、肉離れ、脱臼、打撲などでスポーツ障害とは異なります。
成長期の子どものスポーツ障害とは
成長期は身長が伸びるときの骨の成長に筋肉が追いかけるように成長するので、骨、関節は大人と違い強くひっぱられたり圧迫されると傷ついたり変形したり損傷が起こりやすいです。毎日の長時間の練習が原因となりやすいので子どもの成長に合わせた適度な練習が大切です。
- 野球
- 投球はひじへの負担が大きくなり肩やひじの関節に痛みが出たり、投げる動作で強い負荷が繰り返しかかり肘関節周囲の骨の疲労骨折を発症することがあります。
- サッカー
- キックにより負荷がかかり膝の関節に痛みを生じたり、ジャンプや全力疾走によりひざや足の骨の疲労骨折を起こすことがあります。
- ジョギング
- O脚の人や、走行フォームによって、体重による負荷がかかりひざの関節痛を起こしたり、長距離のランニングで足の疲労骨折を発症します。
- テニス
- ラケットでボールを打つときに手首をねじる動作を繰り返すことで強い負荷がかかったり、フォームによってひじの関節痛を生じてしまいます。
- バレーボール
- ジャンプの動作を繰り返すことでひざの関節に痛みが出たり、スパイクを打つことで肩の関節痛を起こすことや腕や足を疲労骨折してしまうことがあります、ジャンプの後足首を捻り捻挫が多いのもこの競技です。
- スポーツ前のウォーミングアップ
- ウォーミングアップとは、集中力を高めて怪我を予防するためのからだと心の準備体操です。体温を高めるために軽くランニングや柔軟性を高めるためストレッチを行うことによってその日のコンディションを把握することができるのです。
- スポーツ後のクールダウン
- スポーツによる負荷や疲労を軽減することで、からだの支障を予防します。軽いジョギングやストレッチを行うことにより、からだの一定部位に溜まった疲労物質を全身に拡散し疲労を和らげます。
- 運動フォーム
- 同じ練習をしていてもスポーツ障害になる人とならない人はからだの使い方に違いがあります。たとえば野球のフォームでからだの一部分だけ使ったり、力が入りすぎていると筋肉や関節などに負荷がかかりやすくなります。良いフォームを身につけることによりスポーツ障害から開放されることがあります。
- テーピング
- テーピングにより、怪我をした部位や、しやすい部位を保護したり固定することで痛みを抑え悪化を防ぐことができます。
- 休養と栄養
- 疲れたからだが癒されずに同じ部位を過度に使い続けた結果、スポーツ障害を生じてしまうので十分な休養や睡眠、栄養を摂ることが大切です。
- 早期に治すことが大切
- 痛みを感じたら無理をせず安静にし、早めに適切な施術を受けることで完治します。早期に治すことで後遺症を残しません。まずは専門家の診断とアドバイスを受けましょう。