おはようございます。皆様、お身体の調子はいかがお過ごしでしょうか?
新型コロナウイルスの流行がかなり落ち着いてきた今日この頃ですが、新型コロナウイルスが落ち着いてきたのに対して、急増してきたものがあります。
『帯状疱疹』です。
今回はその『帯状疱疹』についてのお話です。
そもそも『帯状疱疹』とは…
水痘(水ぼうそう)と同じように、水痘・帯状疱疹ウイルスを原因として発症する病気です。はじめは皮膚がピリピリするように痛みを感じ、時間の経過とともに赤みや水疱形成などの皮膚症状が現れます。時に全身に水痘のような発疹が広がる場合や、顔面神経麻痺や視力障害をきたすこともあります。皮疹が治った後も、疼痛や感覚異常が数ヶ月から数年にわたって続く事があり、帯状疱疹後神経痛と呼ばれる。加齢に伴って発症率は高くなり、特に50歳代から急激に増加し、80歳までに約3人に1人が発症するとされている。初めて、水痘・帯状疱疹ウイルスに感染すると、水痘として発症し、その後もウイルスは生涯にわたって体内に潜伏します。普段は悪さをすることはありませんが、ストレスや疲れ、免疫機能の低下などに伴い、体内に潜んでいたがウイルスが再活性化すると帯状疱疹を発症します。
主な症状は、皮膚症状と神経痛の2つですが、時に合併症も見られます。
〜皮膚症状〜
帯状疱疹では通常、体の左右のどちらかに紅斑が帯状に広がり、その上に小さな水ぶくれが生じてきます。『帯状疱疹』という病名は、このような皮膚症状の特徴に由来しています。症状がよく現れる部位として、肋間神経のある胸や背中が挙げられますが、顔、下腹部、腕、脚、お尻、など体のどこにでも出現します。重症の場合には局所の皮疹に加え、全身に水痘のような発疹が生じることもあります。
帯状疱疹による発疹はピリピリ、チクチクするような痛みを伴います。そのため、発疹だけでは虫刺されやかぶれと鑑別が難しいケースでも、痛みの症状によって見分けがつくこともあります。水ぶくれには膿や血を含むことがあり、治癒とともにかさぶたになります。
〜神経痛〜
神経痛は急性期の痛みと帯状疱疹後神経痛に分けられます。急性期の痛みはしばしば発疹の出現よりも前から現れ、体の左右いずれかの皮膚にピリピリ、チクチクとした痛みを感じます。
帯状疱疹後神経痛は皮疹が治った後も数ヶ月から数年にわたって続く頑固な痛みです。「焼けつくような」「電気が走るような」と表現される特徴的な痛みで、衣類がこすれたり、冷風が当たったりするだけでも強い痛みが引き起こされることがあります。症状には個人差があり、人によっては夜も眠れないほどの痛みを生じることもあります。帯状疱疹後神経痛は年齢が高くなるほどリスクが高くなります。
〜ハント症候群〜
耳周囲の帯状疱疹では、ハント症候群と呼ばれる合併症を引き起こすことがあります。ハント症候群では顔面神経麻痺(口をうまく閉じられず食べ物が口からこぼれる、目が閉じられないなど)のほか、難聴、めまい、味覚障害などの症状がみられます。
〜目の合併症〜
ひたいからまぶたや鼻にかけての帯状疱疹では結膜炎、角膜炎などの目の症状を引き起こすことがあります。重症化すると視力が低下するほか、ごく稀に失明に至ることもあります。
世界的にも帯状疱疹が増えており、最近では新型コロナウイルスが帯状疱疹の発症のリスクを高めているとの海外の研究結果も出ており、アメリカでの約200万人から収集したデータの解析結果から、50歳以上で新型コロナウイルスと診断された人は、診断されなかった人に比べて帯状疱疹の発症リスクは15%高く、新型コロナウイルスによる入院患者の場合はどうリスクが21%高かったというそうです。
その要因として大きく3つの事が言われているそうです。
①新型コロナ感染により、免疫細胞やその働きがダメージを受けた。
②新型コロナワクチンにより、一時的に①に似た状況が生じた。
③コロナ禍の心理的ストレスにより、免疫力が低下した。
このような要因も帯状疱疹の発症につながるリスクだと言われています。
帯状疱疹の予防には、ワクチン接種が有効です。ワクチンを接種したり、免疫力を高めたりして病気の発症や後遺症を予防します。
帯状疱疹は他人からうつって発症する病気ではありません。ただし、帯状疱疹の患者さんが、水痘にかかったことがない人に水痘・帯状疱疹ウイルスをうつし、水痘を発症させる事があります。そのばあい、帯状疱疹の患者さんの水ぶくれ液からの接触感染が中心で、唾液から飛沫感染することもあります。




